天候にも恵まれ、高原の澄んだ空気と秋の気配を存分に味わえた、印象深い旅となりました。
1日目：大阪 → 飛騨高山 → 上高地（さわんど温泉）
経路：朝9時に大阪市此花区を出発。
第二京阪門真IC〜京滋バイパス〜名神高速〜東海北陸道〜飛騨清見IC〜国道158号（中部縦貫自動車道）
都市部以外は平日とあって交通量も少なく、国道158号の山間部も観光バスが少ないため、スピード控え目のドライブでした。
高山は朝市の時間でないと…
昼過ぎに飛騨高山に到着（13時頃）。
天気は曇天。観光客が相変わらず多いため、ほぼ素通りしました。
その後、国道158号〜安房峠道路を経由し、16時半にさわんど温泉 上高地ホテルへ到着。
外観は昔ながらロッジといった印象ですが、館内はリニューアルされ、客室も明るく清潔。
特に夕食が以前より格段に豪華になっており、岩魚の塩焼きは絶品でした。
この日は中秋の名月、町明かりのない夜空にくっきりと輝く光景が見れた。
また、この宿では翌日午後3時頃まで駐車場を無料で利用できるため、車を移動して有料のさわんど駐車場まで行く必要が無いのがありがたい。
上高地観光の拠点として重宝しています。
2日目：上高地散策 → 松本浅間温泉「一花」
上高地ホテルの朝食（朝7時半）はこの時間からなので、早朝に上高地に行かれる方は朝食抜きで（バスの始発が6時台）
今回は8時にタクシーで出発（上高地バスターミナルまで定額5,400円、ホテルで呼んでくれます）
バスで3人分の料金（片道1人1,500円×3＝4,500円）タクシーの方が便利で速い。
朝はインバウンドの中国人団体も少なく、せせらぎの音が心地よい
8時半頃、釜トンネルを抜けて上高地バスターミナル着。河童橋までは徒歩数分。
タクシー運転手さんが大阪・鶴橋の出身で、信州大学を経てそのまま松本在住～定年とのこと。
偶然のご縁に驚きつつ、お薦めのリンゴソフトクリームの店（河童橋を渡って2軒目、AM9時開店）で休憩。アッサリした甘味で美味い！（開店前から並ぶ人もあり）
この時間帯だと観光客も比較的少なく、穂高の山々はうっすらと雲を纏いながらも荘厳にそびえていた。紅葉はやや早かったものの、清流梓川の音と澄んだ空気が心地良い。
9時半頃から明神池コースを散策。往復約6km、行きは梓川左岸（林間道）、帰りは右岸（湿地帯）のルートを歩くのがオススメです。足に自信のある方はさらに上流の徳沢や、大正池や焼岳周辺の散策も。
↑明神橋と明神池周辺
↑↓梓川右岸の湿地帯
道中では熊よけの鐘が設置されており、昨今の流れで熊注意のポスターも。
上高地は5回目の訪問でしたが、大正池は水量が減った為にダムで水を堰き止めた事で、以前の神秘的な姿とは少し違う印象。それでも上高地の自然は健在で、かなり整備された歩道を年配の方々もゆっくり楽しんでいました。
午後になると雲がかかり始め観光客も増えるため、13時に再びタクシーでホテルの駐車場へ戻りました。
昼食は松本へ向かう途中、せき屋 松本店で十割そば。香り高くコシのあるそばに満足。
続いて松本城へ（入場料1,300円）
平日の夕方にもかかわらず、城外は空いているのに狭い天守閣内へ入ると観光客で一杯。
驚いた事に9割ぐらいは欧米人の観光客。
狭い階段を登るに順番待ちで万博以上の混雑？
特に日本の武者鎧が好きみたい（映画将軍の影響？）
最上階への階段は長蛇の列で断念し途中で出口へ。
外観の黒塀が秋空に映え、相変わらずの存在感でした。
その後、車で10分ほどの浅間温泉 一花へ。こじんまりとした宿ながら、温泉の湯質、料理、もてなしのすべてが心地よく、昨今の宿に割とある夕食の量が多すぎて、折角の美味しい白米やお酒が胃に入らない残念さが無く、ゆっくりと十分楽しめました。
↑りんごの天ぷら等の朝食
🏔 3日目：美ヶ原高原美術館 → 大阪へ帰路
経路：AM９時に出発。県道62号からビーナスライン経由で約1時間、標高2,000mのお気に入りの美ヶ原高原美術館へ（入場料1,000円/駐車場無料）
道中、かつては峠を攻める車やバイクが多かった道も、今は穏やかな走りの観光客が中心で落ち着いています。
快晴で気温もやや高く、青空と草原に点在する彫刻群はいつ訪ねても良い。
新しく増えた作品もあり、QRコードの音声ガイド付きで現代アートと自然の融合を2時間半かけてぶらぶら堪能。
13時頃、美ヶ原を後にし、国道142号〜岡谷IC〜中央道〜名神経由で帰阪。
途中事故渋滞で約1時間のロスがあったが、多賀サービスエリアで早めの夕食をとり、17時45分に大阪へ向けて出発。
名神豊中〜阪神高速〜大阪福島出口経由で、19時15分に自宅に到着しました（約４時間）
✨ 旅のあとがき
- 総走行距離：約750km
- 天候：3日間とも曇り時々晴
- 印象に残った瞬間：上高地の自然、美ヶ原の青空、あたりの宿、満月の夜空
朝９時前の上高地は思ったほど混雑しておらず、中国人観光客も十年前より少ない印象。
反面欧米人の姿は多かったが、静かで全体的に落ち着いた雰囲気。
初秋の信州路は、都会を離れ自然と静けさを存分に感じることができました。
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