信貴山(しぎさん)は、大阪府と奈良県の県境に位置する歴史と自然が調和した名所で、特に奈良県生駒郡平群町にある朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)を中心に、多くの歴史スポットが点在しています。
●近鉄大阪線 河内山本で信貴山線に乗り換え、信貴山口下車 (約30分)
●信貴山口からケーブルカー(西西信貴ケーブル)→高安山駅
●途中の開運橋でバンジージャンプもできます。
●温泉旅館「信貴山観光ホテル」もあります
朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)と張り子の寅
信貴山真言宗の総本山。
本尊は軍神、毘沙門天(多聞天)です。聖徳太子が物部守屋討伐の際、戦勝祈願を行い、毘沙門天から必勝の秘法を授かったと伝えられています。
その日が寅年、寅日、寅の刻であったことから、寅に縁のある寺として知られ多くの虎の像や張り子が見られます。本堂は舞台造りで、床下をくぐれ、大和平野を一望できる絶景スポットです。
信貴山城と松永久秀
信貴山城は、13世紀末に築かれ、戦国時代には松永久秀(弾正)が城主として知られました。松永久秀は、織田信長の家臣でありながら、後に反旗を翻し、信貴山城を拠点に抵抗を続けました。
信貴山城は織田信長に攻められ、信長から“平蜘蛛の茶器”を渡せば命は助けると言われたが、茶器を叩き割って爆死したという、有名な逸話があります。
城はその後放棄され、現在は遺構が残るのみとなっています。
●帰りは、バスでJR王子行もあります。